当ブログは2016年より http://aquirax.hatenadiary.jp/ に移行致します。 引き続き宜しくお願い申し上げます。

12月の展覧会紹介

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いや、12月というか、11月なんですよ実際は。 駆け込んでもらうにもほどがあるんですが。毎度すみません。 浮世絵から写真へ――視覚の文明開化@東京都江戸東京博物館 http://www.artandscience.jp/column/archives/6209

8月の展覧会紹介

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悪癖再び、あと数日で終わる展覧会をレビューす。 画鬼暁斎――幕末明治のスター絵師と弟子コンドル@三菱一号館美術館 http://www.artandscience.jp/column/archives/6161

4月の展覧会紹介

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さて冬枯れの時期も過ぎ、多種多様な展覧会の百花繚乱が始まりましたが、なかでも奇抜なこいつは、各所で話題を振りまいていますね。果たしていかなるものなのか。 ちょっと遠いのですが、遠征して参りました。 『大ニセモノ博覧会―模造と模倣の文化史』@国…

11月の展覧会紹介

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寒くなってくると、重厚なものが見たくなるような。 たまには、どストレートな真正面からの名品群をバッチリ観ておかないといけませんね。 日本国宝展@東京国立博物館 http://www.artandscience.jp/column/archives/6049

吉川浩満著『理不尽な進化――遺伝子と運のあいだ』を推す

――という類の惹句が、昔はよく書籍宣伝パンフレットなどに並んだものでした。 それはまあ単に推す側の著名人の名前を全面に出したいがための事情のほうが大きかったりしたわけですが、本書については、この徒手空拳の自分が、虚空に向かってこう叫ぶしかない…

9月の展覧会紹介

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かつての澁澤展に続くもの、ようやくという感じですね。 こういう企画がふさわしい文人はもう出ないでしょう。 『種村季弘の眼 迷宮の美術家たち』@板橋区立美術館 http://www.artandscience.jp/column/archives/5988

8月の展覧会紹介

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住宅と建築家、戦後日本の三角関係を検証する試み。なんとなく知っていた戦後建築史上の問題作・傑作が、どのような成り立ちでそこに現れたのかがよく理解できます。『戦後日本住宅伝説――挑発する家・内省する家』@埼玉県立近代美術館 http://www.artandscie…

6月の展覧会紹介

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《大ガラス》とジャコメッティに出会う東大。 《終わりなきパリ》、そしてポエジー:アルベルト・ジャコメッティとパリの版画@東京大学駒場美術博物館http://www.artandscience.jp/column/archives/5860

5月の展覧会紹介

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『開館25周年記念 魅惑のニッポン木版画』@横浜美術館 http://www.artandscience.jp/column/archives/5733小ぶりで目立ちませんが、見方によってはまことに便利な通史。

12月の展覧会紹介――と、忘れていた10月の記憶

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すっかり間遠くなった更新に戦慄せねばなりませんが、まあどうしようもない。今月の展覧会紹介を致しましたので御一読を願います。 『生誕100年! 植田正治のつくりかた』@東京ステーションギャラリー https://www.artandscience.jp/column/archives/5188 …

告知

6月に行われます、弊研究所恒例の講義にして談話会。 告知が出ましたので、お気軽に御参集いただければ幸いです。 「地霊」とはなにか――土地の記憶から歴史を読む http://www.tokyu-be.jp/seminar/2013070006YA05091.html 最近は地べたについてのお話がいろ…

3月の展覧会紹介

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事情ありてお休みしておりましたが、ようやく再開したコラムの記録を引き続き置いておくものであります。 いろいろと問題ありますがこれは3月分、ということで。 『路上と観察をめぐる表現史 考現学以後』展@広島市現代美術館http://www.artandscience.jp/c…

11月の展覧会紹介

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忘れられた天才が忘れられていく過程を見る、とでも申しましょうか。 『維新の洋画家 川村清雄』展@東京都江戸東京博物館 http://www.artandscience.jp/column/archives/2842

10月の展覧会紹介

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今月はなかなかモンダイとなるような、際立って特異な展覧会を紹介しております。 雑巾ですから。雑巾が展示してあります。 御一読あれ。 『古道具その行き先 坂田和實の40年』展@渋谷区立松濤美術館 http://www.artandscience.jp/column/archives/2772

9月の展覧会紹介

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9月も終わっちゃうんですけどね。今月の展覧会紹介です。 会期は11月末までですから、余裕です。展示替えはありますが。 秋は近江ですよ。近江はこの国の宝ですなあ。 『琵琶湖をめぐる 近江路の神と仏 名宝展』@三井記念美術館 http://www.artandscience.jp…

告知

9月となりますので、弊研究所、晩夏の炉辺談話[耐熱処理済]の告知です。 景観に歴史を読む・入門編 http://www.tokyu-be.jp/seminar/2012070006XA40091.html 最近は地べたについてのお話がいろいろ人気のようですが、そんなような話やそんなようでない話な…

8月の展覧会紹介

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8月は、『「具体」――ニッポンの前衛 18年の軌跡』展@国立新美術館、でございます。 「グタイ」のお兄さんやお姉さんたちは、整然と理知的に前衛へと投企しておられました。 極めてクールで理知的な前衛です。http://www.artandscience.jp/column/archives/21…

7月の展覧会紹介

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今月は「ザ・トラウマ・メーカー」大伴昌司の展覧会です。 コラムには書かなかったのですが、「2001年宇宙の旅」の大図解を(おそらく勝手に)少年マガジン巻頭でぶちかましているのはいいとして、その宇宙ステーションの図解の中に勝手に「月面のみやげ物屋…

世田谷に凱旋する村山知義君

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以下の『すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙』展についての記事は昨年の葉山での展覧会について紹介したものですが、明日から東京都の世田谷美術館に巡回します。この機会にぜひ。http://www.artandscience.jp/column/archives/1264

5、6月の展覧会紹介

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5月をアップするのをサボってしまいました。『ボストン美術館 日本美術の至宝』展。終わっちゃいましたね。まあ名古屋と大阪を今後巡回しますので、折あらばぜひどうぞ。http://www.artandscience.jp/column/archives/1680 6月は『報道写真とデザインの父 名…

4月の展覧会紹介

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『生誕100年 ジャクソン・ポロック展』『原弘と東京国立近代美術館 デザインワークを通して見えてくるもの』@東京国立近代美術館 http://www.artandscience.jp/column/archives/1574 です。 このなんとも非対称的なお二人が並んでいる近美の不可思議な光景。…

3月の展覧会紹介

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今回は『すべての僕が沸騰する 村山知義の宇宙』展@神奈川県立美術館 葉山 http://www.artandscience.jp/column/archives/1264でございます。 週末で終わってしまいますが、東京には世田谷美術館に巡回致しますので、またの機会にも。

展覧会紹介などをひとくさり

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この、2年間ブログを放置するというのも如何なものかとは思いますが、要はSNS流行りの昨今にはよく見受ける事象のようでありますね。 しかしながら。いくらなんでも保守ということで、このところアートアンドサイエンス(株)さんのサイトに寄稿しております…

木村伊兵衛の動態保存

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多忙ゆえ数行に留めますが、もう会期末もいいところ、明日と明後日は東京都写真美術館の「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ=ブレッソン」展に是非ともお運びをと取り急ぎ懇請、いやこの期に及んでゴニョゴニョの相も変わらぬ悪癖は別途誰かに向かって謝罪する…

牧島如鳩の居場所

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じつに当然のことですが宗教画というものは一定の様式を踏むものであり、そして往々にしてそのステロタイプな様式の反復が時間的に集積されるなかから、なにものかの啓示を含む特異な図像が立ち上がってくるのものであります。反復され消費されるうちに、そ…

唐突に告知

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御無沙汰しております。 ……「移設後は更新を頻繁に」云々、斯様な嘘吐きも世に珍らかと申せましょう。 で、本日は、人知れず地元で進行する陰謀を白日の下に晒します。[パルコ調布キネマ]20周年企画 大 映 傑 作 選! 「水澄み、時代劇、現代劇に最適なり…

無駄な名演、とその他

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知人の音楽史研究家M氏からこのところ数度に亘る有益なる示唆の波状攻撃を受け、どうも腹が捩れるほどの笑いが止まらない。 近来提示された音源で特に笑いのピークに達したのは、 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団演奏 の 「軍艦行進曲」 である。 そう、…

連想譚

古本まつりに賑わう神保町交差点から少々離れた場所にあるU書房に立ち寄ってみると、開け放った扉の内側に「ありがとうございました U書房は閉店致しました」の看板。見えている棚は営業中の姿そのままだが、そこに本は一冊もない。慌ててちょっと中を覗き込…

ものぐるい

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やきものがわからないと公言してきて、ごく当たり前のようにそれは花の名前を憶えないのと同じような心根によるもののような気がしており、どのみちそういう連想の暢気さは人生においてやきもの一般を愛する必要にも迫られず、基礎的な教養の欠如として恥じ…