2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧
日曜、好日、好天。ボロカメラの実験のため、近隣を周遊してみる。例のフレクサレットである。おそらく喫緊に処理を要すらしいもろもろを机上に置き去り、夜逃げのようにこそこそと出てゆく。カメラを持つと、何故かこそこそしてしまう。理由はわからない。…
このところ、古本をめぐるあれこれを気の利いた語り口で雑誌やメルマガ等に開陳しているN氏と一夜、酒席を囲む。N氏宅には毎月30冊を超える古書目録が届くというのだから、その様や壮観である。なにしろ買った本など開く暇もなく、目録を読んでいるだけでま…
と書いてみたかったのだ。流行ってるらしいし。しかし半ば本当である。いやヤンキーの方が。「編集者」の方が当然ながら嘘くさいのである。「日本人の半分は『銀蠅的なもの』を必要としている」と喝破したのは故ナンシー関であるが、こう宣告して去っていっ…
嵐山光三郎の『口笛の音が聞こえる』(新風舎文庫)を知人が貸してくれて、まあ60年代の青春、あるいは当時の平凡社の有様を描いた内容も興味深いんだけれども、その中に「ナジャと呼ばれる女の32の条件」なるものが掲げてあって(『ナジャ』とはアンドレ・…
S社の「小説S」増刊、警察小説の特集号のためにある便宜を図ったら、K副編から当該号が送られてきたので、読み耽る。「ちらりとしか紹介できずに恐縮」とのことだったが、まあこんなもんだろう。ミステリを読む機会が滅多にないから、当代売れっ子の短編…