2005-01-01から1年間の記事一覧

姓名判断

日々諄々とニュース報道に接しながら疾うに接する重心はずれていて、昨晩も深夜の報道番組を横目で見ながら、姉歯一級建築士のナイスキャラにmixiのコミュできるのも時間の問題だなという感想しか湧かず、大体いまどき日刊新聞などを宅配で取り続ける理由は…

賢人とわたし(覚書)

誤解とか勘違いとか、そのようなものから生まれたなにか余滴のようなものが妙に芽吹いて、なかなか自分の内部でも大きな存在感を俄然発揮しつつあるのが可笑しい。読書会なるものに参加しているのだが、そもそもこの読書会が誤解から発生しているわけである…

alive?

ミシャグチの神はまことに蒼古としてゆるやかな神格で、もはやこの世には、このカミを祀る神社らしい神社すらない。 いや、神社という装置も、明治の御一新以降、異界とのアクセス・ポイントとしての機能をゆるやかに失いつつあるから、ことさら嘆かわしく言…

博覧の季節

art

剣持勇の諦念のようなものを知るには、私などはまだ半端な人生経験を経ているに過ぎない──といった感懐にとらわれる。彼のデザインした籐細工の椅子を前にして、つくづくと思うのだ。彼が自らデザインしたソファの上でその命を絶ったのは、1971年のことだが…

謹賀新年

art

本年も宜しくお願い申し上げます。ということで、昨年からの積み残し展観memo数件。 いかにもカッコ悪い。 『興福寺国宝展』(於東京芸大大学美術館) 廃仏毀釈というイヴェントが最も戯画的な形態をとったのが、あるいはこの寺だったか。もともと藤原政権的…